昨晩、8月26日、「仮面の告白」読書会が3時間近くに及ぶ長丁場を経て終了しました。
参加者5名による白熱した読書会を報告します。
・この小説は苦手 学生の時も実は読んでいた
自分も(この小説のように)さらけ出してみようか
私小説 作者自身のことだと言えるのか
・主人公の私(1人称)のアイデンティティーがホモセクシャルに尽きている
・他の自分も生きていれば開ける道もあったのでは。
・平野啓一郎の分人主義
・レトリカルな煌びやかな文体
・三島と太宰 じつは似ている
・公ちゃんの趣味 少年画報 少年ケニヤ 丸顔好き 三島自身
・聖セバスチャンの殉教図 官能的 若者 白黒好き
他の画家の描くセバスチャン 美しくエロチック
セバスチャンは同性愛者の守護神
・少年愛 保護愛
・趣味全開 月岡芳年の血みどろ絵 絵金 平田弘史
・三島もセバスチャンになって篠山紀信に写真をとらせる。括られる木の幹への拘り。
横尾忠則も絵に描いた。細江英光 矢頭保 田亀源五郎
・最後のシーン秀逸
・午後の曳航を読んでいた
・三島の文章は翻訳しやすかったのではないか
語りではなく美しい言葉が置いてある感じ
(文:久富)

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